きもの何でも相談室担当の島谷です。
旧暦の6月末に行われる夏越の祓は半年分のけがれを落とす行事で
この後の半年の健康と厄除けを祈願すものといわれています。
日本各地の神社で行われている伝統行事です。
茅の輪とはチガヤという草で編んだ輪のことです。
神社の境内に作られた大きな茅の輪の中をくぐることで
病気や災いを免れることができるとされています。
けれども、茅の輪くぐりでは茅の輪に決して触れてはいけないと
言われています。
人の災いや穢れを持帰ってしまうことにになるからです。
そして、この日は夏越ごはんを食べる風習があります。
雑穀ごはんに夏野菜を使ったかき揚げとショウガを利かせた
大根おろしのつゆでいただきます。
これは茅の輪をイメージした丸い食材を食べることで
無病息災を祈るものです。
近年では地震や、水害、火山の噴火、新しい病など
色々な予想もしなかった事が起きています
私も心やすらかに暮らすために、忘れかけていた
昔からの行事やしきたりを大事に守りたいと思うこの頃です。

7月1日から
「きものなんでも相談室」の申込み受付が始まります。
火曜日と金曜日の開催になります。
お申込みお待ちしています。