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苦しいのはもう嫌!長時間でも楽に着られる着物の選び方&着付け方法
2025.04.17

こんにちは!「着たい人を、着る人に」まるやま・京彩グループです。
「着物って苦しい…」「長時間着ていると疲れてしまう…」
そんな風に感じたことはありませんか?せっかくの着物時間、心地よく過ごせなければもったいないですよね。
この記事では、着物で「苦しい」と感じる原因とその解決策を、素材選び・サイズ・着付け方法の3つの観点からわかりやすく解説。
さらに、長時間でも楽に過ごせるおすすめの和装アイテムや、快適に着物ライフを楽しむコツもご紹介します。
目次 [hide]
1.なぜ「苦しい」と感じるの?

着物が苦しいと感じる理由は主に次の3つです。
素材による着心地の違い
- 正絹(しょうけん):しなやかで上品な風合いが魅力ですが、通気性が悪く重さもあるため、蒸れやすく窮屈に感じることも。
- ポリエステル:軽くてお手入れは簡単ですが、静電気や通気性の悪さで不快に感じる場合があります。
- 麻や絽、紗:夏向きの軽く涼しい素材。ただしシワになりやすいので丁寧な着付けが必要です。
着付けの締めすぎ
紐や帯を強く締めすぎると呼吸が苦しくなったり、体に圧迫感を感じたりします。特に、胸紐や伊達締め、腰紐の締め加減には注意が必要です。
補正の入れすぎ
補正は体の凹凸をなだらかにして、着崩れを防ぐための大切な工程ですが、入れすぎると苦しさの原因に。体型に合わせた「必要最小限」がポイントです。
2.着物の選び方で「苦しい」は減らせる!

楽に着物を着こなすには、まず着物自体の選び方がとても重要です。
素材を見直してみよう
- 通気性の良い素材を選べば、蒸れによる不快感が軽減されます。
- 軽い素材なら、肩や腰への負担も少なくなります。
おすすめは、夏なら「麻」や「絽」、普段着には「木綿」や「ポリエステル」など扱いやすい素材です。
サイズは“ちょっとゆったり”が◎
ピッタリすぎる着物は動きにくく、苦しく感じやすいもの。
裄丈(ゆきたけ)、身丈、身幅など、自分の体型に合ったサイズのものを選ぶようにしましょう。
反物からのあつらえなら、自分にぴったりのサイズで仕立てられるので、着心地も格段に良くなります。
3.苦しくない着付けのコツ3つ

着物を着る時のちょっとした工夫で、苦しさはぐっと軽減できます。
- 紐の締めすぎに注意
- 補正はシンプルに
- 着付け小物を見直す
目安は「指1本入るくらいの余裕」。強く締めれば崩れにくいわけではなく、“しっかり・でも柔らかく”が基本です。
全身にタオルを巻く必要はありません。ウエストや胸元など、気になる部分を軽く整える程度でOK。市販の補正パッドも便利です。
・メッシュの伊達締めやコーリンベルトは、通気性が良く苦しくなりにくい
・和装ブラは通常のブラより圧迫感が少なく、きれいなシルエットに
・着物スリップや裾除けは吸湿性の良いものを選ぶと快適!
4.快適さをサポートする和装アイテム

着物時間をもっと快適にしてくれるアイテムたち。苦しくない着姿づくりのために、次のような和装小物を活用しましょう。
- 胸のボリュームを整えて着姿スッキリ&圧迫感も少ない
- 夏場や長時間の着用に◎
- タオルよりも薄手で軽く、ピンポイント補正に便利
- 1枚で下着+裾除けの役割を果たす便利アイテム
和装ブラジャー
メッシュ伊達締め
補正パッド
着物スリップ(ワンピースタイプ)
5.よくあるお悩みQ&A
- → まずはトイレなどで人目のない場所に行き、帯や紐をほんの少しだけ緩めましょう。それだけで呼吸が楽になります。
- → 自宅で洗えるポリエステルの着物や、着付けしやすい木綿の着物がおすすめです。気軽に楽しめる素材から始めましょう。
Q. 着物で苦しくなったらどうすればいい?
Q. 初心者向けの着物ってどんなもの?
6.まとめ|着物は「楽に」楽しんでいい!
着物は本来、「動きやすくて暮らしに寄り添う衣服」でした。苦しさを感じる原因は、素材やサイズ、着付けのちょっとした工夫で解消できることがほとんどです。
素材選び、体型に合ったサイズ、そして無理のない着付け方を意識して、もっと楽に・もっと自由に、着物を楽しんでみてください。
まるやま・京彩グループでは、着物好きの皆さんがステキな着物ライフを送れるよう、お役立ち情報を発信していきます。
着物の選び方や着こなしについて、もっと詳しく知りたい方は、ぜひまるやま・京彩グループの着付け教室、無料体験レッスンにお越しください。
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