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着崩れ防止に!コーリンベルトの使い方と選び方、着付けのプロが伝授
2025.04.23

こんにちは!「着たい人を、着る人に」まるやま・京彩グループです。
「着物が着崩れてしまって、一日中気になって落ち着かなかった…」
そんな経験、ありませんか?
着物を美しく着こなすには、正しい道具選びと着付けの工夫が欠かせません。なかでも、「コーリンベルト」は、着崩れ防止に効果抜群なアイテムとして、初心者から上級者まで愛用されています。
この記事では、着付け教室のプロ目線で、コーリンベルトの選び方や使い方をわかりやすくご紹介。初めての方でも安心して使えるよう、基本から応用、トラブル対策までをまとめました。
目次 [hide]
1.コーリンベルトとは?

コーリンベルトは、着物や長襦袢の衿を固定し、着崩れを防ぐための便利グッズ。両端にクリップがついたゴム製のベルトで、衿元をしっかりとキープしてくれます。
特徴
- 衿合わせを美しく保つ
- 衣紋(うなじの抜き具合)の調整に便利
- 着付け時間の短縮にもなる
特に初心者の方にとって、着崩れのストレスが軽減されるため、安心して着物にチャレンジできます。
2.コーリンベルトの種類と選び方
正しく選ぶことで、より快適な着心地が得られます。
素材で選ぶ
- ゴムタイプ:スタンダードで扱いやすい。普段着向け。
- メッシュタイプ:通気性◎。夏の着物や汗かきの方におすすめ。
- シャーリング・化繊タイプ:肌触りが良く、伸縮性も高い。滑りにくいのが特徴。
長さで選ぶ
- 一般的な長さ:約65cm
- 小柄な方やお子様:短めタイプ
- ふくよかな方:ロングサイズがおすすめ
※ベルトが長すぎる場合は後ろで交差して調整しましょう。
3.コーリンベルトの正しい使い方

長襦袢に使う場合
- 衣紋を抜き、衿を整える
- 身八つ口の上からベルトを通す
- 前で留めて、衿がずれないよう調整
ベルトは締めすぎず、ゆるすぎず、指1本入るくらいがベスト。
着物に使う場合
- 上前・下前を合わせる
- おはしょりの少し上にベルトを通す
- 前で留めて、おはしょりの形を整える
振袖や留袖などのフォーマル着物には、伊達締めとの併用が特に効果的です。
4.着付けのトラブル防止Q&A
- ゴムの劣化や装着位置のズレが原因
- 対策:滑り止め付きベルトを使う、補正パッドで安定感を出す
- 締めすぎ、またはサイズが合っていない可能性
- 対策:少し緩めに調整。伸縮性のある素材がおすすめ
- 着物が薄手、または色味が合っていない可能性
- 対策:着物の色に合わせたコーリンベルトを選ぶ/位置を調整
Q. ベルトがずれる・落ちてくる
Q. きつくて苦しい…
Q. ベルトが見えてしまう
5.コーリンベルトのお手入れと保管方法
正しく使えば長持ちします。定期的なお手入れを忘れずに!
- 手洗い推奨(ぬるま湯+中性洗剤)
- ゴム部分はこすらず優しく洗う
- 陰干しで乾燥。直射日光・乾燥機NG
- 湿気を避け、風通しの良い場所に
- ゴムは伸ばしたままではなく、軽く丸めて保管
- 他の着物小物と分けて、専用の袋やケースに入れると◎
お手入れ方法
保管のコツ
6.コーリンベルトと併用したい着崩れ防止アイテム

他の道具と組み合わせることで、より安定感のある着付けに。
- 伊達締め:胸元のラインを整える
- 腰紐:着物の位置を安定させる
- 着物ベルト/ウエストベルト:着姿をすっきり見せたいときに
- 補正パッド:シルエットを整えることでズレにくくなる
おすすめ小物
7.まとめ|コーリンベルトを味方に、快適な着物ライフを
コーリンベルトは、着付け初心者にとっての強い味方。
美しい着姿を保つだけでなく、着物をもっと気軽に楽しむための第一歩になります。
選び方や使い方を正しく覚えれば、長時間のお出かけも安心。
普段着としての着物から、フォーマルな振袖・訪問着まで幅広く活用できます。
まるやま・京彩グループでは、着物好きの皆さんがステキな着物ライフを送れるよう、お役立ち情報を発信していきます。
着物の選び方や着こなしについて、もっと詳しく知りたい方は、ぜひまるやま・京彩グループの着付け教室、無料体験レッスンにお越しください。
経験豊富なスタッフが、あなたにぴったりの着物選びをお手伝いします。